足の爪の濁りの治療薬は?※塗り薬と飲み薬

病院で処方される足の爪の濁りの治療薬

 

病院で処方される足の爪の濁りの薬には、塗り薬と飲み薬があります。

 

一般的には、飲み薬と塗り薬の両方で治療をしていくことになりますが、飲み薬は副作用の面で注意しなくてはいけない点があり、肝臓の機能に問題がある方などは飲み薬での治療はできません。

 

 

足の爪の濁り(爪白癬)で処方される飲み薬

 

ラミシール(テルビナフィン)

 

有効成はテルビナフィンというアリルアミン系の抗真菌薬です。強い抗真菌活性と幅広い抗真菌スペクトルを特徴とし、皮膚真菌症の原因となる白癬菌やカンジダの発育を抑えます。飲み薬のほか、外用剤としてクリーム、液剤、スプレー剤が販売されています。

 

肝障害と血液障害の副作用に注意が必要です。

 

内服回数:1錠 1回/日

 

 

イトリゾール(イトラコナゾール)

 

有効成はイトラコナゾールというトリアゾール系の抗真菌薬です。強い抗真菌活性と幅広い抗真菌スペクトルを特徴とし、白癬菌やカンジダをふくめ、さまざまな真菌に殺菌的に作用します。

 

効きすぎによる出血を起こさないように、頻回に検査をおこなうなど慎重に用いるようにします。

 

内服回数:4錠2回/日

 

 

足の爪の濁り(爪白癬)で処方される塗り薬

 

ルコナック(ルリコナゾール)

 

有効成分はルリコナゾールという抗真菌薬です。強い抗真菌活性を特徴とし、爪の中や爪の下の皮膚によく浸透し白癬菌の発育を阻止します。治療期間は長めになりますが、爪白癬の完治が期待できます。

 

 

クレナフィン(エフィナコナゾール)

 

有効成分はエフィナコナゾールという抗真菌薬です。高い透過性を特徴とし、爪の中や爪の下の皮膚によく浸透し白癬菌の発育を阻止します。治療期間は長めになりますが、爪白癬の完治が期待できます。